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於多福坂(おたふくざか)

 

現在の六本木五丁目、旧麻布東鳥居坂町にある坂。中腹が一旦平坦になり、上下に二つの傾斜がある珍しい坂。すぐ西隣の鳥居坂と平行しているが、東洋英和あり鳥居坂教会あり川崎ハウスありシンガポール大使館ありと、何かと派手な鳥居坂に対し、こちらの於多福坂は、小さな路地を入った先にあり、非常に落ち着いていて、しっとりとした風情がある良い坂だ。

坂の名の由来も坂の特殊な形状から採られたようで、中央が低くなっているおたふくの顔のようだ、ということらしい。おたふくを「於多福」と書くのも珍しいのではないだろうか。

 

写真で見る於多福坂(写真をクリックすると拡大表示されます)

麻布東鳥居坂町にある於多福坂を下りましょう。鳥居坂と平行して走りますが、こちらは一本裏手になるため車もほとんど通らず、静かな佇まいです。

2005.3.6撮影

坂上側の標識です。中央が平坦になっている様子からすぐにお多福を思い浮かべるのは簡単ではないような気がするのですが、昔の人は想像力が豊かだったのでしょうか。

2005.3.6撮影

下り始めてちょっと行ったところから振り向いて坂上側を写しました。江戸時代は武家屋敷だった一帯で、区画がゆったりし、木々も多く、閑静です。

2005.3.6撮影

坂の名の由来の通り、この十字路のところで一旦道は平坦になります。しかも平坦な部分がかなり長く続くのが特徴です。写っているのが坂の上半分です。

2005.3.6撮影

坂の写真とは思えないような平坦な道が写っていますが、これが於多福坂の中央にある平坦な場所です。北条坂にも中央に平坦な部分がありますが、比ではありません。

2005.3.6撮影

どんどん歩いてもずっと道は平坦なままです。振り向いて写真を写すとこんな感じです。これを一つの坂というのは若干無理があるような気がしてきました。

2005.3.6撮影

ようやく下側の傾斜が見えてきました。下側の坂の方が傾斜も厳しく、距離も長く、本格的です。隣の鳥居坂ほどではありませんが、かなりの急勾配です。

2005.3.6撮影

下り始めて振り向くとこんな感じです。路面には滑り止めがついています。一昔前であれば、赤いペイントではなく、丸い穴がたくさんあいた路面だったでしょう。

2005.3.6撮影

下側の斜面を下ってくると、坂は右にゆるやかにカーブしていきます。このカーブと斜面の角度のバランスがとても情緒的で私は好きです。

2005.3.6撮影

カーブの手前から坂上に向かって写しています。当然のことながら、坂の上半分はまったく見ることが出来ません。両側の景色がもう少し良いともっといいのですが。

2005.3.6撮影

カーブの地点から坂下を写しています。電柱の影に隠れるように、坂下の標識が立っています。この辺りからは傾斜は非常に緩やかになっています。

2005.3.6撮影

坂下からの全景です。坂下の標識はつい最近交換されたようで、ピカピカです。地味ですが、なかなか豊かな表情を見せてくれる良い坂だと思いました。

2005.3.6撮影


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2005年3月13日公開


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