
現在の元麻布二丁目と三丁目の境界にある坂。別名狐坂。旧町名では旧麻布宮村町と麻布三軒家町にまたがる。現在の町域は坂に沿う形で左が元麻布二丁目、右が元麻布三丁目(坂下から見て)となっているが、旧町名では坂の下側と上側という分かれ方になる。カーブの具合と傾斜角度、それに周囲の環境などが相まって、非常に美しい坂を作り上げている。
坂の南側にある大隅山から採った坂の名であるが、そもそも大隅山の由来は、渡辺大隅守の抱屋敷があったからだという。別名の狐坂は、昭和16年の「麻布区史」によれば、この辺り一帯がきつねの縄張りだったから、とある。この狐坂と狸坂は坂下は同じ四つ辻なので、南に上る狸坂一帯は狸のすみかで、西へ上る狐坂は狐の縄張りということになる。何となく微笑ましい感じがする。
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| 美しい大隅坂を上って行きましょう。まずは坂下の一枚です。この交差点は三方からの坂が集まっています。麻布十番方面に抜ける道も軽く傾斜があります。
2005.3.12撮影 |
同じく坂下の交差点ですが、この細い路地を見て下さい。これだけ細くてもきちんと機能していて、時々住民の方が路地を通っていたりします。元は水路でしょうか。 2005.3.12撮影 |
坂上に向かって歩き始めました。最初はなだらかですが、徐々にきつくなります。麻布の坂に共通する特徴ですね。この道は細い割に交通量が多いです。 2005.3.12撮影 |
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坂を上り始めてすぐに振り向いた坂下の写真です。中国大使館が近いため、機動隊の人達がいつも道路を警備していますが、何となくのんびりした感じがします。 2005.3.12撮影 |
坂下から向かって右側には酒屋さん、床屋さんなどが並ぶちょっとした商店街があります。昔はあちこちにこのようなちょっとしたお店が並ぶ場所がありましたよね。 2005.3.12撮影 |
大隅山へと向かう路地は坂の上り始めを左に曲がる形になります。写真右手は本光寺の敷地です。この路地の奥には宮村公園があり、さらにその奥にはがま池があります。 2005.3.12撮影 |
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本光寺の脇から坂下に向かって写しています。ご覧のとおり、まだそれほど傾斜は激しくありません。正面中央の右に折れる路地が宮村公園方面に向かう道です。 2005.3.12撮影 |
坂の中腹右手を入ると、「宮村池」を擁するビオトープがあります。この辺りは湧き水が豊かな一帯ですが、この宮村池も自然の湧き水が池になっている場所です。
2005.3.12撮影 |
この辺りから坂は急にキツくなってきます。右手に見えている低層マンションを通り抜ける坂が宮村坂です。再開発と言っても過言ではないほど、以前とは様子が変わりました。 2005.3.12撮影 |
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傾斜が厳しくなった辺りの左手には、鬱蒼と茂る樹々と、古い住宅が並んでいます。一瞬自分がタイムスリップしたような錯覚を憶えます。 2005.3.12撮影 |
大分上ってきました。坂下に向き直ると、奥には東京タワーが見えます。この一帯は谷と丘が複雑に入り組んでおり、奥の丘に立つ住宅は盛り上がって見えます。 2005.3.12撮影 |
カーブを曲がるとようやく坂上が見えてきました。傾斜はどんどんきつくなっていきます。右手のコンクリートの建物は、長玄寺という寺院です。 2005.3.12撮影 |
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長玄寺を左に眺めつつ坂下に向かって一枚。かろうじて坂下までの全景を見渡すことができます。カーブと樹々が美しいですね。 2005.3.12撮影 |
長玄寺です。奥には六本木ヒルズの住宅棟と森タワーが聳えています。このお寺よりも坂下(右)が宮村町、坂上(左)が三軒家町になります。 2005.3.12撮影 |
坂下に向かって写しました。奥にはセントメアリー教会の建物が盛り上がったような高台の上に建っています。一瞬目がおかしくなったかと錯覚するような光景です。 2005.3.12撮影 |
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最後の傾斜を上ると坂上です。この辺りが一番傾斜が厳しいと思います。一帯は閑静な住宅街ですが、低層マンション化が進み、一戸建てが少なくなりつつあります。 2005.3.12撮影 |
勾配が終わるあたりで坂下側を写しましたが、カーブのためにもう見ることができません。右側の古いお宅の樹々は夏には貴重な日陰を作り出します。
2005.3.12撮影 |
坂上にはサウジアラビアの大学の東京分校があります。以前はここに大使館がありましたが、今は六本木一丁目(旧麻布市兵衛町)に移転しています。 2005.3.12撮影 |
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2005年3月27日公開
2006年1月4日更新