玄碩坂(さくら坂)

テレビ朝日通りから内田山の裾野に沿って下る急な坂だった玄碩坂。玄碩という名の僧が住んだからというのが由来。坂の途中には金魚屋さんの釣り堀もあった。2000年に始まった六本木六丁目再開発によって坂の全域が再開発の対象となり、玄碩坂は消滅した。

現在六本木ヒルズのけやき坂のテレビ朝日通りとの交差点付近から始まり、大部分はさくら坂が受け継いでいるようだが、傾斜の角度やカーブ具合などは往時と全く異なり、別の道になってしまっている。

玄碩坂については、「六本木ヒルズになった街」に一枚写真が掲載されている。


坂のスタート部分を麻布十番通りから撮影。左に行くと内田坂で、右に行くとさくら坂。正面のコンクリートの壁は城南高校の基礎部分。さくら坂方面からは滅多に車はやってこない。
2003.10.18撮影

左の写真の坂のスタートポイントに寄って撮ったもの。この一帯だけは六本木ヒルズに呑み込まれておらず、以前からの古い町並がほんの少しだけ残っている。左奥にはヒルズ住宅棟が見えている。
2003.10.18撮影

けやき坂方面との分岐地点あたりから坂上に向かっての写真。正面に見えるレンガ色の建物が六本木ヒルズ住宅棟の高層棟。坂は左に大きくカーブしているので、頂上方面を見ることはできない。
2003.10.18撮影

あまりにも様子が変わってしまったので本当のところは分からないが、恐らくこの辺りが原金の釣り堀があった辺りではないだろうか。釣り堀の池は自然の池で、かつては池の周辺に岡場所があったという。
2003.10.18撮影

左の写真と同じ地点から坂下に向かって撮影。釣り堀には子供時代に何度も連れてきてもらった。自転車でテレビ朝日通りから玄碩坂の急な下り坂を勢い良く下るのが、子供心にとても楽しかった。
2003.10.18撮影

坂の中腹のカーブ周辺。上に見える陸橋は「さくら坂公園」と六本木ヒルズを接続する歩道橋。左手に見える青いポールは駐車場があることを意味している。一帯はやたらとガードマンが多い。
2003.10.13撮影

坂の中腹にある「さくら坂公園」。公園の向こう側は内田坂である。日中は外国人の子供連れが多い。夜明かしで遊んでいた若者が朝にたむろしていることも。日本人の数はあまり多くない。
2003.10.18撮影

坂の写真ではないのだが、さくら坂中腹で真上を向いてヒルズの森タワーと住宅棟2棟を撮ったらこうなった。景色としては悪くないのだが、かつての町並を思うとどうしても切なくなってしまう。
2003.10.13撮影

現在のさくら坂の終点は、けやき坂との合流地点。かつての玄碩坂の下り口は今のけやき坂の交差点周辺だと思うのだが、過去の様子は全く分からないほどいじられてしまっている。正面はグランドハイアット。
2003.10.18撮影


2003年10月25日公開

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