ホーム>>青木坂

青木坂(あおきざか)

 

現在の南麻布四丁目、旧麻布富士見町にある坂。旧麻布区では西南端に近く、麻布の中でも最も閑静な一角と言っても良いのではないだろうか。写真の撮影は冬だったため、広葉樹は落葉しているが、夏場には鬱蒼と茂る樹々で、昼でも暗い坂である。一昔前までの暗闇坂牛坂を彷彿とさせる、良い風情の坂である。

坂の名の由来は、現在フランス大使館となっている坂上の敷地に、江戸期にあった青木美濃守の下屋敷があったため。富士見坂の別名もある(新富士見坂も参照)が、現在の港区設置の標識には富士見坂については何も記載がない。当地に江戸中期に存在した白銀御殿が別名富士見御殿と呼ばれていたのが由来。

 

写真で見る青木坂(写真をクリックすると拡大表示されます)

青木坂を坂上から坂下に向かって歩いてみましょう。一枚目は坂上にあるフランス大使館の入口です。江戸期にはこの場所に青木美濃守の下屋敷がありました。

2005.1.4撮影

坂上から坂を一望します。道幅が狭く傾斜が急で、両側には鬱蒼と木々が茂っています。夏場には広葉樹が歯を広げるので、一層暗くなります。

2005.1.4撮影

港区が設置した坂の標識です。富士見坂の別称を何とか入れてもらわないと、隣の新富士見坂に「新」の字がついている理由が分かりません。

2004.7.31撮影

坂を下り始めて少しいった地点から坂下を写しています。昔はこの辺りからは富士山が良く見えたのでしょうが、今は高層ビルしか見えません。

2005.1.4撮影

左の写真と同じ場所で坂上を振り向くとこんな感じです。傾斜が坂上に行くほどキツいのは、麻布の坂共通ですね。雪が降ったらもう上れません。

2005.1.4撮影

坂の中腹です。車一台が通るのがやっとの道幅です。左手のお宅は、坂が急なので、それに合わせて塀が段々になっていますね。閑静な一角です。

2005.1.4撮影

坂下の先までずっとまっすぐ見通せます。カーブする坂やクランクのように直角に曲がる坂が多い中、すっとまっすぐの坂も良いものです。

2005.1.4撮影

丁度坂の真ん中あたりから坂上を写しました。左手のマンションが建つ前は、もっと木が多かったのではないかと思います。少し残念な気もします。

2005.1.4撮影

左の写真よりもう少し下りました。この坂がある麻布富士見町は、本村町と並び、麻布の中でも最も閑静な住宅街という気がします。最寄り駅は日比谷線の広尾です。

2005.1.4撮影

坂下にある町会の掲示板の下に、古い石の標識が折れたまま放置されています。上に「富士見町」の文字が、横に「新富士見坂」の字が見えます。

2005.1.4撮影

左の標識が置かれている掲示板です。どういう訳か、ずいぶん傾いて設置されています。目がおかしくなりますが、右の駐車禁止の標識がまっすぐ立っているのです。

2005.1.4撮影

坂下から坂上に向かって写します。落ち着いた風情で、地味ですがとても良い坂だと思います。江戸期の姿から、それほどは変化していないのではないっでしょうか。

2005.1.4撮影


「坂から見た麻布」のトップページに戻る

「麻布細見」トップページへジャンプ
2005年1月16日公開  2005年1月30日更新


(c) 2003−2006. Kasumi Miyamura. All rights reserved.